1.2気圧に隠された意味

今回のコラムでは、1.2気圧の隠された意味についてご紹介します。
当店の高気圧酸素ボックスは最大1.3気圧まで設定する事が可能ですが、1.2気圧を基本設定にしております。
今回の記事を読んで頂ければ、なぜ1.2気圧を基本としているのかお分かりいただけるかと思います。

快適でリラックス出来る環境

皆さんにとって快適に感じられる環境とはどのようなものでしょうか?

例えば、カフェに行きコーヒーを飲みながら過ごす。そのお店ではコーヒーの良い香りが漂い、座り心地の良いソファーに座り、聞き心地よい音楽が掛かっている。そんな何気ない日常を切り取っても、「心地よい」と私たちが感じるための要素は至る所にあります。

他にも、マッサージを受けている時が至福の時という方もいらっしゃるでしょう。個人的には、就寝の際に雨音や焚火の音を聞くと心地よい気分になります。(実際にYouTubeに多くの動画が公開されていますので、それだけ需要があるのだと思います)

このように、人間は、嗅覚、聴覚、触覚など、あらゆる感覚で心地よさを感じています。

愛犬にとっても同じ

これは愛犬達にとっても同じ事です。高気圧酸素ボックスを軸にしている私たちが最初に考える事は「気圧にこだわる」事です。

愛犬達にとって「気圧」というのは、実は非常に重要な意味を持ちます。というのも、愛犬がお母さんの胎内にいた時の圧力、これが1.2気圧だと言われているからです。愛犬達は1.2気圧の中で過ごすとお母さんの胎内にいた頃を無意識に感じ取り、非常に穏やかでリラックスした状態になります。既に当店をご利用した事がある方にとっては、愛犬がボックス内のベッドで気持ち良さそうにくつろぐ姿をご覧になっている事かと思います。

この事こそが、1.2気圧を基本設定にしている意味です。

よりくつろいで頂くために

マナーパンツのルール緩和

皆様により一層くつろいで頂くためにマナーパンツのルールを緩和しています。

当店ではマーキング癖のない子であれば、マナーパンツの着用を求めていません。とにかく愛犬達にリラックスして欲しいという思いからルールを緩和させて頂いております。実際、当店の「たま~に看板犬」のかぶきと千寿もマナーパンツ着用時はなかなか落ち着きません。是非、愛犬が最もリラックスできる状態でご利用下さい。

ボックスご利用終了後の対応

二つ目はボックスご利用終了後についてです。わんちゃんの中には、ボックスの稼働が終わってもリラックスして動こうとしない子もいます。この時の愛犬達の気持ちを代弁するならば「何この部屋!?最高~~~!!このまま時間が止まってくれたら良いのに!!」という感じです。こんな時は是非スタッフに「うちの子リラックスして動かないんですけど」と、静かに囁いて下さい。次の予約が入ってない場合に限ってしまいますが、起こすような事はせずそのままの状態で休ませてあげたいと思っています。この状態は、愛犬が高気圧酸素ボックスの効果をフルに感じているとっても良い状態ですので、自分から起きて来るまでそっとしておいてあげましょう。飼い主様は静かにボックスを抜け出し、愛犬が起きて来るまでフリースペースでお寛ぎ下さい。

因みに、これとは逆で、たっぷりの酸素を体内に取り込んで元気いっぱいになるわんちゃんもいます。この場合、普段はとらないような行動、例えば、ソファーに飛び乗ったり、飛び降りたり、本当に元気いっぱいになりますので、飼い主様は注意してみていて下さいね 笑。

1.3気圧でのご利用について

高気圧酸素ボックスはヘンリーの法則(高校の化学で習う、基礎中の基礎の法則)という誰も疑う余地の無い科学法則に則り、極めて理論的に飼い主様、愛犬達の身体に作用します。ご自身が感じるか感じないかに一切関係無く、科学法則より導かれる酸素量を当たり前のように体内に取り込みます。その点で言えば最大1.3気圧まで上げる事が最も効果が大きくなります。

1.3気圧がお勧めのシーン

▼愛犬

お出かけ、ドッグラン、トリミング後などの「疲れてるだろうな~」という時。怪我の早期回復に期待する時。など

▼飼い主様

低気圧で頭痛がする、とにかく疲れているといった時。など

気圧設定については是非お気軽にスタッフにお申しつけ下さい。様々な状況に応じて使い分けをするのがO2DOGs上級者です。

さて今回は、1.2気圧の秘密についてご紹介しました。何気ない設定にも実は深い意味があったという事を知って頂けると幸いです。