シニア犬に”身体を動かす”喜びを

今回のO2DOGsの裏側では、私達のシニア犬の運動に関する取り組みについて紹介します。
シニア犬の”運動”に対する課題感
愛犬の変化
愛犬にとって陽の光を浴びながら動く事はとても重要です。若いころは毎日散歩に行ったり、時にはドッグランで思いっきり身体を動かしたり。特に運動が好きな子は雨の日であっても散歩に行きたいアピールをしてくる事もあるでしょう。
それがいつしかシニアになるとどうでしょうか?
なかなか散歩に行きたがらない。散歩に行ってもなかなか歩かない、すぐに帰りたがる。
あんなに大好きだったドッグランは?昔みたいに走れなくても、陽の光を浴びてのびのび過ごしてくれるだけでも良い。そんな思いでドッグランに行っても、いざ中に入っていくと活発な若い子と一緒に遊ぶと勢いよくぶつかられる事もある。こうなってくると、うちの子を抱きかかえてお散歩。そしてランが混んでくる頃には帰宅、、、という経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
一方で愛犬にとって運動するという事は何歳になってもとても重要です。運動する事で筋力の低下を防いだり、セロトニン(幸せホルモンとも呼ばれます)の分泌を促進したりなどなどメリットがたくさんあります。
私達の考える課題
私達の考えるシニア犬の”運動”に対する課題は大きく2つあります。
- シニア犬でも運動できるような身体のコンディション作りの手助けをする事
- シニア犬が安心してのびのび過ごせる場所を提供する事
前者については、実は高気圧酸素ボックスに入るだけでも大きな効果が期待できます。ところで私達の母体は整体院です。本質的には身体の歪みも一緒に改善する事が必要であることはよく理解しています。
後者については、私達がドッグランを作るのは時間が掛かり過ぎますので、どこかのドッグランに協力頂くことが必要です。
以上のような課題の共有/整理をメンバー間で行ったのはまだ秋に入ったばかりの頃です。閉店後の店舗内でこのような話をした事を今でもよく覚えています。(他にも色々とキーワードが挙がりましたが、実現性がある程度見えたところで改めて紹介させて頂きます。お蔵入りの可能性もありますが 笑)
今回の件については、ようやくこのように皆様にご報告できる事を大変うれしく思います。
運動できるコンディション作り

酸素ボックス内での整体
整体院が高気圧酸素ボックスを導入して約10年。そしてこの高気圧酸素ボックス内で整体を行う。これは導入初期段階から言われている事です。なぜこんなアイディアが生まれるのでしょうか?
高気圧酸素ボックス内では均等に身体に圧力がかかります。例えるならば全身を隈なく指圧マッサージをされている状態になります。これによって、ボックスに入るだけで、骨格や筋肉のバランスを整えて、”本来の形に戻す”という効果があります。これを専門家達は”レオロジー効果”なんて言ったりします。
この仕組こそが、高気圧酸素ボックス内での整体の効果を最大限まで引き出し、”高気圧酸素ボックス内での整体”というアイディアを生む理由です。
では、わんちゃんに対してこれが出来る人は誰?という話になってきます。実を言うと、有り難い事に”犬のマッサージ”に関してのご縁は少なく有りません。実際に高気圧酸素ボックス内でのマッサージは地上で行うよりも効果はあります。しかし、私達が求めるものは”マッサージ”ではなく、”愛犬の身体の歪みを元に戻す技術”です。
細田信幸先生との出会い
そんな中、あるお客様から『細田先生のフィジカルサポートを高気圧酸素ボックスの中でやりたのですが』というご提案を頂きました。細田先生はまさに愛犬の身体の歪みを元に戻すという施術(フィジカルサポート)をされている方でしたが、当時は直接の伝手が無く、お店が少し落ち着いたところで直接コンタクトをとってみようかと思っていたところでした。(この時期、店舗運営は色々改革中&1周年企画でてんやわんやな時期でした 笑)
細田先生のフィジカルサポートは、筋肉にアプローチし、身体全体の歪みを整え、血液やリンパの流れを良くし、骨格を整えるというものです。この施術をすることで、シニア犬であってもしっかりとした足取りで歩けるようになったり、食欲増進の効果まで期待出来るのです。シニアになってフィジカルサポートを受けるようになってからが犬生で一番食欲があるというわんちゃんもいるほどです。(※フィジカルとは身体的なという意味です)
既に述べた理由により、高気圧酸素ボックスとフィジカルサポートは相性バツグンなんです。そして、実際に高気圧酸素ボックス内でのフィジカルサポートをお試し頂きました。細田先生は「普段は指が届かない筋肉にまでアプローチすることができる」との事で、高気圧酸素ボックス内での効果を実感して頂けました。
ビジョンの共鳴
そして12/4、O2DOGs1周年の日に大きく話が進みます。この日は夕方から細田先生がいらっしゃって下さり、ゆっくりと時間を取り様々な意見交換をさせて頂きました。お互いに「健康寿命を伸ばしたい」という想いが共通しており、意見交換の間、常に共鳴しているのを感じました。まるで既に10年来同じ想いで活動してきた仲間のような、そしてそんな両者の会話がこの日の数時間にギュッと濃縮されたような、そんな不思議な感覚を覚えました。これまでの人生でもなかなか無いほどの非常に濃密な時間でした。
そして、この時に強く共感頂いた事の一つが、この記事の最初に述べた課題の二番目のシニア犬が安心してのびのび過ごせる場所“シニア犬のための優しいドッグラン”です。
シニア犬に優しいドッグラン構想
シニアになってくるとドッグランに連れて行っても元気な若い子にぶつかられてします。だから混んでくると愛犬を抱いてお散歩、帰宅という経験をされた飼い主様はいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、全国どこを探しても、犬種別のドッグランイベントはあっても、シニア限定のドッグランは有りません。シニア犬こそ、陽の光を浴びながらのびのび過ごせる場が必要です。そして、そんな場所に集う飼い主様同士の情報交換も重要と私達は考えています。普段どんなケアをしているのか?こんな事をお話しながら、シニア同士安心してのびのびと過ごす。走れる子は走れば良いし、歩くだけでも、のんびりくつろぐだけでも良い。大事なのは、陽の光、風、芝の匂いを感じながら思い思いに過ごすという事です。
“優しいドッグラン”は愛犬にとっては、日頃のケアのお披露目の場。飼い主様にとってはそんな愛犬を見て日頃のケアの効果実感の場。でも、そんな場を提供しているドッグランが無い!!
現在私達は、シニア犬であっても安心して利用できる”優しいドッグラン”開催に向けて、様々な準備を進行中です。皆様にお知らせできるタイミングになりましたらこのHPやInstagramにて発信致しますので楽しみに待っていてくださいね♪
私達はこれからも、愛犬達の健康寿命を伸ばすために、シニア犬としてどのようなケアをしていくのが良いか?若い頃からどのようなケアが重要か?という観点で皆様のお役に立てるよう努めて参ります。そんな2年目のO2DOGs、これまで溜めてきたパワーをどんどん開放していきますよ!今後もどんどん新情報出てきますので、乗り遅れないようにInstagramのチェック、グッドボタンをお願いします!!